ギタリストの変化
多くのギタリストって年を取っていくに従って、プレイする音楽が変わって来る様です
ロックから始める
まず多くの人が、ポップやロックを聴いてギターを始めます
私もそうでした
ロックのカッコいいリフやソロギターを聴いてギターを始めた一人です
若い頃はそれで充分満足で、自分の好きなギタリストをコピーして、大きい音でガンガン鳴らしてノリまくります
ギターといえば、ストラトやレスポールモデルで、音を歪ませて、
「やっぱり真空管はいいよな~」みたいな…
アコギなんかも弾いたりして、流行りの曲をかき鳴らしたりします
軽音に入ってバンドやったりして、どんどんのめり込んでいきますよね
ロックからブルースへ
段々年を取って来ると今度はブルースを弾くようになります
年を取って来ると人生の悲哀が何となく感じられてきて、酒なんか飲みながら聴くと、ブルースの悲しい感じが心に染みわたるんですよね
もともとロックはブルースから発展した音楽なので、
違和感なく比較的スムーズへ移行できます
またブルースはロックと違って、セッションとかもやり易いので、バンドとかやっていない社会人も取り組み易い感じです
ブルースを弾く様になると逆にロックがうるさく感じる様になったりして、そうなると「もう歳を取ったな~」という感じなのでしょうか?
ブルースからジャズへ
更に歳を取ってくると、あれ程毛嫌いしていたジャズがおしゃれに感じて来る様になります
若い頃(今でもそうですが)ジャズはどの曲を聴いても同じ様に聴こえていたのに、いつの間にかその微妙な違いがおしゃれに感じられてしまったりするんですよね
アドリブやセッションも出来ますし、音も比較的静かで大人の音楽という感じです
また音楽的にも複雑でいつまでも飽きが来ないのかも知れません
どれが一番という事ではないけど
かくゆう私も最近は
なんちゃってジャズを練習するようになりました
歳を取ったら盆栽をやるような感じで自然な流れなのでしょう
音楽的に何となくジャズやクラシックが一番上の様な感じがありますが、決してそんな事はないと思います
「シンプル IS BEST」なんて言葉もありますし…
複雑にしないと飽きてしまう音楽もまたどうかと思います
ロックやポップスが比較的若者に受けが良くて、クラシックやジャズがお年寄りに受けが良いだけではないでしょうか?
まだまだジャズの良さは分かっていませんが、「これはこれで、のんびり取り組んで行けたらいいな」と思います