マイ・インターン(映画)を観た
アマゾンプライムには感動する映画は多いのですが、この映画は今の自分に非常に共感出来るものがありました
映画の内容
映画の内容としては、定年退職した主人公が当初は悠々自適生活を続けていたが、やっぱり物足りなくなり、ネット系の会社へインターン(研修生)として応募し、徐々に会社にとって必要な人物になっていくという物語です
映画なので、話がうますぎる所は否めませんが、主人公の気持ちが共感できる所が多々ありました
定年後の虚無感
主人公は退職後、色々な趣味や海外旅行等を楽しみますが、どうしても物足りなさを感じてしまいます
それは他人に必要とされていない事に対する虚しさです
外国人でも仕事をしていないと、私と同じ様に物足りなさを感じてしまう様です
あれほど嫌だった仕事も、なくなると別の悩みが現れて来る様です(主人公は嫌でなかったみたいですが)
そして、インターンとして若者ばかりそろっている会社で働き始めます
仕事がある事のありがたさ
最初は「あなたに与える仕事は無い」とはっきり言われてしまいます
この時点で多くの人が心が折れてしまうのではないでしょうか?
私が会社を辞める時に、送別会をしてくれた人が、
「今は全然やる事がない、仕事があるのになんで辞めるんだ?」と言っていました
その時はあまり心に響きませんでしたが、今考えると何となく分かります
だって忙しいと時間が進むのも早く感じますし、何もやる事が無いのはやっぱりツライですよ
この主人公も最初はやる事もなかったですが、どんな扱いにも腐らずに黙々と働いていました
この辺はドラマなので、普通の人にはなかなかできる事ではないとは思いますが、どんな仕事でも与えられる事で喜びが感じられるのは、今ならわかるような気がします
いくつになっても無職は心の健康に悪いみたい
無職でいると社会的な関係性が無くなり、誰かの役に立っていたり、誰かに必要とされているという感覚はなくなります
今の自分の役割と言えば、家族の生活費を退職金から毎月出しているくらいです
仕事での他人との繋がりは、鬱陶しく感じてしまう時もあるのですが、それだけでなく
ある時は人生を楽しいものにしてくれるという事を、この映画を観て改めて思いました
仕事が嫌になった時に是非観てみて欲しい映画です
一歩立ち止まって見ると、嫌な仕事でもあるだけマシだと思えるかも知れません…