早期退職したオヤジの日記

早期退職して遊んで暮らす事を目指しているオヤジのブログです

心の相談室に寄せられたとある相談、「これってパワハラだろう!」

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会社のホームページに心の相談室という悩み相談窓口があり、その相談事例に気になる記事があったのでご紹介します

 

相談内容①

【部下の仕事ぶりが気に入らず、怒りが込み上げてくる】

最近、仕事でイライラすることが増えてきて、怒りを爆発させそうな自分を抑えるのに疲れてきています

メンバーの仕事ぶりが気に入らないのが一番の原因だと思います

仕事への取り組み姿勢や仕事の進め方が気になるし、成果物にも不満です

 

カウンセラーの姿勢・対応

部下の仕事の物足りなさが目につくようになり、不満を感じることが多くなってきたご様子でした

怒りを抑えて部下に接しているとのことです

職場での冷静な対処は、怒りを爆発させてパワハラなどと糾弾され、リーダーとしての資質を疑われないためにも重要なことです

とは言え、イライラする気持ちを抑えるのもストレスであり、また、イライラしている自分にも腹立たしい思いがあるというご様子です

怒りは、本来自分に対する攻撃にいち早く注意を向け、反撃するか逃走するかを決めるキッカケとなる働きをしています

自分にとって対処が必要なことに気づくキッカケですから、不快な感情かもしれませんが、それ自体悪いことではありません

大切なのは、怒る必要があることには怒り、必要がない時には怒らないようにすれば良いのです

しかし、Aさんが部下に対して生の怒りをぶつけるのは、どんな場合にも適切とは言えないようです

適切でない時に部下へ怒りをぶつけたら、ただのパワハラだろう

 

相談内容②

これまでにそういう状況をもたらしてきたメンバーを目の前にすると一瞬ですがイラッとするんですね

時間にルーズ、融通が利かないということで、相手に対して不信感を持っていると思います

こういう気持ちをどうにかしないと、怒りはコントロールできないのかもしれない

 

カウンセラーの姿勢・対応

Aさんは、怒りの背景にあるご自分の考え方に気づかれ始めていました

そこで、怒りの発生パターンについてお話ししました

信念や価値観はとても重要ですが、それがあまりにも強すぎると、自分の考え方やモノごとの捉え方に沿わないことが起こったときに怒りが湧き出します

お伺いすると、Aさんは仕事で完璧を目指して努力を続けてこられました

そして、やはり完璧を目指すあまり、仕事に関して強いこだわりがあるようです

会社はこうあるべき、仕事はこうあるべき、ビジネスマンはこうあるべき、という「べき思考」があって、それに合わない言動を許せなくなっていることが確認できました

怒りは相手に非があるからと考えてしまうと、対処を相手に任せることになりますが、相手はそんなことは気にしていません

Aさんは、ご自分の中に、仕事に関してかなり厳格な信念を持っていたことに気づかれました

そして、より柔軟でご自分が楽になる考え方を模索された結果、「部下が時間にルーズなのは本来その部下の問題であるから、放っておけば良く、仕事に支障がある時だけどうして欲しいかを伝えれば良い

頑固で融通が利かないのはその部下の問題であるから、仕事ではその部下の特徴と考えて接すれば良い

そういう方針で今後は対応していく」とAさんは明言されました

自分の信念は常識であり、相手も分かっていて当然という考え方で対処していました

自分の気持ちは伝わるはずだという思い込みがあったようです

どれだけ自分勝手なんだい!

これじゃ仕事も客観的に判断する事はできないよ

 

結論

私の主観では、これは典型的なパワハラ上司、ほとんどの人がこのパターンで気付かずにパワハラしてしまっていると思います

「自分は会社のために働いていない奴を働かせるんだ」

「正しいんだ」

「会社の為に一生懸命働いているんだ」

日本のために戦争で命を捨てないやつを殺すんだ」

「正しいんだ」

「お国の為に一生懸命に働いているんだ」

まったく同じ!

働きたい人は自分だけ休日返上で、朝から晩まで働けばいい!

死にたい奴は自分だけ死ねばいい!

ただそれだけの事だと思うのですが、簡単ではないですね…

 


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