老いる事とは…
最近よく実家へ帰省するのですが、私の両親は父が84歳で母が78歳です
人生100年時代とは言いますが、すっかり歳老いて来ています
老いる事とは
改めて考えてみると老いとは身体の機能が衰えていく事です
人は必ず歳を取っていきます
30歳位までは、体の機能は低下しませんが、それ以降はどんどん低下して行きます
私も50歳を超えているので、だんだん老いを感じて来ていますが、アラエイ(80歳)の私の両親は、かなり体にガタが来ている様です
物覚えは悪くなり、血圧は高くなり、歯は全部抜けて、耳は遠くなり、足は悪くて歩くのも大変そうです
まだボケていない分だけ、いいのかも知れませんが…
歳を取ったら何を楽しみに生きる?
そんな中で一体何を楽しみに生きているのでしょうか?
朝起きて食事をして、テレビを観て散歩をし、食事をしてまた寝る
もちろんインターネットなどありません
明るく振る舞っていますが、いったい何を楽しみに生きているのでしょう
ただただ、毎日を何の目的も持たずに過ごしているだけの様にも見えてしまいます
でもそんな両親でも、子供の私が会いにいくと喜んでくれます
私には本当にありがたい事です
自分の人生をどう思っているのか?
本人達は90歳まで生きると言っていますが、もう人生の大部分が終わって、最後の生活をしているといった感じです
でもこれまでの人生を振り返って、今どう思っているのでしょうか?
1日中働きずめで、こんな親不孝な子供を持って、後悔していないのでしょうか?
満足しているのでしょうか?
思う通りの人生を生きて来れたのでしょうか?
もちろん、こんな質問は恥ずかしくて聞けません
もしかしたら、そんな事はもうどうでもいい事なのかも知れません
老いを受け入れる
今は平凡かも知れませんが、平穏な日々を暮らしています
年金生活なので、決して贅沢でなく質素な生活ですが、そんな生活を受け入れています
人間にとって老いとは、とても耐えがたい寂しいものでしょうけど、それらを受け入れています
私も残りの人生、何もかも受け入れる事が出来る様になりたいものです
実家の仏壇に「忍は一生の宝」という言葉が貼ってありますが、もしかしたら、自分を殺してそんな人生を送って来たのかも知れませんね…