役員全員がパワハラ!
先日ハラスメントゲームというテレビドラマで、主人公が役員会に対して訴えていた言葉です
ブログを書きながら見ていましたが、”なるほどな!” と思いました
会社組織は上に行けば行くほど権力が強くなる
これは誰もが認める事でしょう
問題なのは誰も反論できなくなってしまう所です
特に階層が離れば離れる程、その傾向が強くなります
だって私が役員に対して
「それは違うんじゃないですか?」
なんて口が裂けても言える雰囲気ではありません
よく考えてみるとこれもおかしな事ではないですか?
会社の中っておかしいんですよ、
言いたい事も言えないんです
一般の人より役員の人が言っていることが、絶対正しいという理不尽な前提があります
役員だって人の子、下から正確な情報が上がって来ないと判断を間違える事があると思います
このドラマの中でも主人公が力説してましたが、「現場の事を良く知っていて、頑張って工夫をして売り上げに貢献しているのは、現場の人々だ」って…
正にその通りでしょう
偉い人程末端の意見に耳を傾け、問題の本質を見抜き、BESTの選択をすべきでしょう
なぜパワハラになる?
中間層はありのままの姿をなぜか役員に伝えようとはしません
それは出来ていない様とそれに対応できない事に、自分の責任を問われるのを恐れているのではないでしょうか?
更に役員は現場の意見も吸い上げずに中間層の都合のいい報告のみで、あるべき論で指示を下します
あるべき論なんて誰でも分ってるんです!
ただ色々な理由で出来ないだけです(多くの場合リソースが足りない)
中間層も真の姿を見せないので問題が解決されません
こうなると役員の指示はほぼパワハラ状態になります
指示すれば下が欲しい答えを出してくれると思ったら大間違いです
下は諦めているだけです
中間層も上に相談できないから、下に同じ様に押し付けるだけ、これもある種のパワハラでしょう
でも上から受けているから、しょうがないんですよね
それを解決できる能力が無い人が出世した訳ですから…
結論
大きな組織程過剰な権威主義があり、そこには必ずパワハラが発生します
ですので、下は恐れずに意見をズバズバいうべきだと思います
それは自分の出世とはバーターになる可能性も有りますが、それが本当に会社のためになるのではないでしょうか?
出世はできなくても見ていてくれる人は見ていてくれますよ!
自分の思った通りに行動すべき
カルロスゴーンの件も勇気を出して、誰かが告発したから分かったのでしょう
これだけの事ですから、本当は前から知っていた人はたくさんいたと思いますが、ここまで引っ張ったのは、“やはり言いたい事が言えなかった過剰な権威主義があったのではないか?” と思います
考えさせられるドラマでした