冤罪で失った時間は何かと似ている
魂の弁護士
今日テレビで冤罪を取り上げた番組を観ました
人情弁護士が一度冤罪でつかまった殺人犯の無実を信じて、何の得もないのに正義感だけで冤罪を覆した話でした
犯人の懲役は13年の刑
その弁護士は捕まった時から、13年間も調べましたが、結局刑期内では再審までいたらず刑期を終えました
しかしその弁護士は30年後に執念で再審を勝ち取りました
弁護士としては人生は返せないが、殺人犯のレッテルは晴らすために頑張ったようです
しかし、その時は既に認知症になっていて、言葉も話せない様な状態でした
もし無罪になったら、金銭的な補償はあるのでしょうか?
あった所でもう本人には意味のないものでしょう
失った時間は戻って来ません
何かに似ているな~
と思いました
会社員もそうなのではないでしょうか?
60歳まで働けば、退職時にまとまったお金が入りますが、60歳になって何が残るのでしょうか?
60歳になったら何を始めるのでしょうか?
そのために何を準備しているのでしょうか?
ただ65歳まで延長で働いて、そのあとは悠々自適ですか?
旅行ですか?
大事な時間を失ってませんか?
本当にやりたい事をそれからやるのでしょうか?
冤罪で時間を失ったら、本当に可哀そうと考えるのに、社畜として働いて、人生を失っても可哀そうとは思わないなんて
同じ時間なんだけど…
土日が休めるからそれでいいのでしょうか?
この番組で認知症になった冤罪者と、定年まで働いている自分とが、何となくかぶって見えたんです
まったく違う次元なんだけど
会社は刑務所じゃないんだけど…
俺には休日という自由な時間があるんだけど