ギターのピッキングについて
ギターって何気に、左手のフィンガリングより、右手のピッキングの方が難しいと思います
でもあまりピッキングについての理論が無い様に思えます
最近ピッキングが変わった(変えようとしている)
今年になって宮脇さんのギター教室に行く様になり、ピッキングが変わりました
また変わる様に努力をしていると言った所です
いままで、あまりピッキングについて深く考えずにやって来ましたが、指摘され随分変わりました
宮脇さんに教わった生徒は、
「皆、音が違う」という前評判?がありましたが、おそらくピッキングによるものだと思います
特に下記2点が変わりました
ピックを握る強さが変わった
まずはピックを握る強さが変わりました
私はアコギも弾くのですが、アコギは比較的に柔らかいピックで弦にピックが負けてしなる様に弾くと良い音がでます
ですので、アコギで弾くときは指の力を抜いて、なるべくしなる様に弾いていました
でもエレキはピックも固いし、早弾きもするので、力一杯指に力を入れてピックを握っていました
これが正解だと思ってたんです… Σ(・□・;)
でもエレキでも力を抜いて弾いた方が良いと教えられました
実際やってみると明らかに音が綺麗です
どうしても強く握ると音が歪んでしまします
エディ・ヴァン・ヘイレン(古い)が歪んだ音でも耳に柔らかい音をだすのは、ピックを柔らかく持っているからとの事
確かに彼の音は他のギタリストに比べて、音が滑らかです
なんか、ミョーに納得しました
また自分で弾いても、何より音が綺麗になるので、弾いていて楽しくなります
でもピックを柔らかく持つ事は不安があります
それはピックがたわむので、これまでより振り幅が広くなるため、早弾きに不利になる心配です
でもその不安は下記に対策でなくなりました
ピッキングの軌跡の変更
ネットをググってもらうと分かるのですが、ピッキングについてあまり理論的に書かれている記事はほとんどありません
ある記事といえば弦に対して、ピックを垂直にあてるとかその程度位しかありません
私もなるべく弦に対して、垂直にピックを当てる様にピッキングしていました
軌跡についてもあまり気にせずに行っていましたが、その結果行っていたピッキングが下図です
これは弦を垂直に切った断面図で、赤色がピックの軌跡です
ちょうどネック側から見た感じです
この図で真ん中の弦をピッキングするのですが、弦を垂直にBからCへピッキングする際に、上下の弦に当たらに様にAからB、CからDへと少しピックを逃がす動きが出て来ます
その結果、ピッキングが3アクションになってしまいます
これでは無駄な動きが多くなってしまいピッキングが遅くなってしまいます
またBからC間のみでストロークしようとすると、ストローク幅が小さくなってしまい、結果として指に力を入れなくてはいけなくなり、早く動かすのも難しくなります
例えるならば、バックスイングなしでゴルフのボールを打つイメージできるでしょうか?
それを下図の様に変えました
図の様に弦をかわす様に斜めにピッキングします
ゴルフに例えるとダウンブローに打つイメージです
こうする事によって、上下の弦に当たる事なく、直線的に真ん中の弦をピッキングする事ができます
AからCまでほぼ直線的にピッキングする事ができ、1アクションで早くピッキングする事ができます
ちょっと気になるのは、斜めに入れるとUPピッキングの時に、逆エッジで引っ掛かる感じがします
でもそこは大丈夫です
見る角度を変えた下図を見てください
どうですか?
角度を変えただけで、同じ図です
見事に水平にピッキングしてますよね
実際にはもうちょっと軌跡を変えるとか、弾き易さにはコツがありますが、大体この様なイメージを持つ事により、かなり楽にピッキングが出来る様になりました
これは先生に教えてもらったピッキングの軌跡イメージして図にしたものです
先生もこの様には教えてくれませんでしたので、間違っているかも知れませんが、私なりに解釈したらこうなりました
ギターの教え方も結構抽象的な教え方が多いので、なるべく具体的教えてあげるのが親切だと思っている次第です
ピッキングに悩んでいる方がいましたら、是非参考にしてみてください
でもメタル系の人には合わないかも…